MY CINEMA BEST 10 
洋画10-6位


第10位: CUBE(1997)
出演者: モーリス・ディーン・ウィント ニコール・デボアー
監 督: ヴィンチェンゾ・ナタリ
時 間: 94分
論 評: 理由も判らず四角い密室に閉じこめられた6人の男女が出口を求め、全く同じ様に造られた隣り合う部屋へと果てしなく移動して行く。しかしそこには恐ろしいトラップが仕掛けられている。極限状況の中での人間の精神状況が映し出される。低予算で作られたカナダの映画だがサスペンス性とSF性は高い。自分が閉じこめられたらどう対応するだろうと考えてしまう。後半、命果てる男の呟きが凄い。人間の暗黒面を浮き彫りにした作品。低予算でここまで仕上げたことに素直に敬意を払う。但し、2は普通のSF映画に成り下がってしまっているのが残念。

第9位: THE SIXTH SENSE(1999)
出演者: ブルース・ウィルス ハーレイ・ジョエル・オスメント
監 督: M・ナイト・シャラマン
時 間: 107分
論 評: ジャンル的にはこの映画はホラーに入るらしい。確かに内容的にはそうかも知れないが、兎に角最後の最後でああ、やられた、ってゆうそのやられ方が心地良いというか、切なくてジーンと来てしまった。脚本も監督自身が書いているだけあって、最後まで結末に気づかせない。主人公ではなくて彼の妻の孤独を考えると胸が締め付けられる。たった1回だけ見るだけでいい映画である。

第8位: 羊達の沈黙(1991)
出演者: ジョディー・フォスター アンソニー・ホプキンス
監 督: ジョナサン・デミ
時 間: 118分
論 評: 構成、脚本、シーンごとの丁寧な作り、アカデミー主演男優・女優賞ダブル受賞の役者の高い演技力、サスペンスとしては1級品の傑作でしょう。エンターテイメントな仕上げで、理屈臭さがないのもいいですね。続編の『ハンニバル』も行きましたが、単にスプラッター映画サスペリアになってしまっていて、確かにこれじゃアンソニーホプキンスもやる気になれなかったでしょうね。

第7位: セブン(1996)
出演者: ビラッド・ピッド モーガン・フリーマン ケビン・スペーシー
監 督: デビッド・フィンチャー
時 間: 126分
論 評: キリスト教の原罪七つの大罪を扱ったサスペンス。「大食」「強欲」「怠惰」「高慢」「肉欲」「嫉妬」「憤怒」。やはり、この作品はB級映画扱いされているが、もっと高い評価を得てもいいと、見る度に思う。グロテスクな面ばかりが強調されているが、それゆえに警鐘の音も大きい。これからの日本社会にも十分起こりえる犯罪ではないだろうか。しかし、顔のない犯人役をやり通したケビン・スペーシーは凄い。アカデミーを獲ってしかるべき名優である。

第6位: ガタカ(1998)
出演者: イーサン・ホーク ジュード・ロウ ユア・サーマン
監 督: アンドリュー・ニコル
時 間: 112分
論 評: 大人のための映画である。宇宙飛行士を目指す青年を描いた近未来の物語。遺伝子の質が仕事を決め、職場での順位を決めてゆく、ビンセントは自分の遺伝子ではない他人の遺伝子を利用し飛行士になる思いを果たそうとする。暗く歪んだ精神、それでいて真っ直ぐな思いが不可能を可能にしてゆく。この時まだ無名に近いジュード・ロウがまた素晴らしい。兎に角、見ていない方には見て欲しい作品である。



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