MY CINEMA BEST 10 
洋画1-10位


第10位: 羊達の沈黙(1991)
出演者: ジョディー・フォスター アンソニー・ホプキンス
監 督: ジョナサン・デミ
時 間: 118分
論 評: 構成、脚本、シーンごとの丁寧な作り、アカデミー主演男優・女優賞ダブル受賞の役者の高い演技力、サスペンスとしては1級品の傑作でしょう。エンターテイメントな仕上げで、理屈臭さがないのもいいですね。続編の『ハンニバル』も行きましたが、単にスプラッター映画サスペリアになってしまっていて、確かにこれじゃアンソニーホプキンスもやる気になれなかったでしょうね。

第9位: セブン(1996)
出演者: ビラッド・ピッド モーガン・フリーマン ケビン・スペーシー
監 督: デビッド・フィンチャー
時 間: 126分
論 評: キリスト教の原罪七つの大罪を扱ったサスペンス。「大食」「強欲」「怠惰」「高慢」「肉欲」「嫉妬」「憤怒」。やはり、この作品はB級映画扱いされているが、もっと高い評価を得てもいいと、見る度に思う。グロテスクな面ばかりが強調されているが、それゆえに警鐘の音も大きい。これからの日本社会にも十分起こりえる犯罪ではないだろうか。しかし、顔のない犯人役をやり通したケビン・スペーシーに唸った。アカデミーを獲ってしかるべき名優。

第8位: ブレード・ランナー(1982)
出演者: ハリソン・フォード ルトガー・ハウアー
監 督: リドリー・スコット
時 間: 116分
論 評: 永遠の名作。ほぼ10年以上この映画が常に自分の中では1位だった。公開当時は全く不人気だったにも関わらず、徐々に評価を上げていった。映像的には近未来感を早くに映し出して見せている。科学の発展の裏にある荒廃した人間社会を見せる一方、僅かな命しか与えられていない人造人間のレプリカントとそのハンターとの結びつきが単なるSFではなく命について考えさせる内容となっている。レプリカント・ロイがハンターを助ける時の台詞には涙が・・。命大事にしてますか?。

第7位: プライベートライアン(1998)
出演者: トム・ハンクス マット・デイモン
監 督: スティーブン・スピルバーグ
時 間: 170分
論 評: この作品をランクに入れたはなかった。沢山の戦争映画がこれまでに作られてきた中、プラツーンもフルメタル・ジャケットもこの映画の初めの30分には及ばない。CGを駆使して再現したとは言え、真に戦争の悲惨さを明確にした作品と言えるのではいか。自分も疾うに撃ち殺されて戦友の周りを飛び回る魂のような感じにになっていた。ビデオは何度見たか判らない。スピルバーグはこの映画は戦争を知らない世代に、戦争はやばいというメッセージを届けたのではないか。

第6位: GOD DIVA(2004)
出演者: リンダ・アルデ トーマス・クレッチマン シャーロット・ランブリング
監 督: エンキ・ビラル
時 間: 105分
論 評: フィフス・エレメントの元になったという原作。 全編ブルーが基調になっていて美しい。
序盤、エジプト神話のホルス・アヌビス・バステト等が登場して摩訶不思議な世界観を見せる。 実写とCGの混成作品だが、実際の人間は3人しか出ていない。景色の繊細なCGに対し、人間やエイリアンは敢えてCGレベルを荒削りにして、独特な異空界を演出している。
フランス映画の持ち味も出ていて、激しい起承転結がなく淡々とストーリーが進む。 異界の愛は奇妙な形で完結する。新感覚を一度だけどうぞ。

第5位: 12モンキーズ(1995)
出演者: ブルース・ウィルス ビラッド・ピッド
監 督: テリー・ギリアム
時 間: 130分
論 評: 素晴らしいの一言に尽きる。環境設定、俳優達の充実した演技、音楽、難解のようで後から記憶が蘇えり整合性が取れてゆく不思議な脚本。21世紀初頭、ウイルスにより人類が絶滅の危機にある中、囚人ジェームスはがタイムマシンで過去に送られ、細菌の蔓延を防ぐために働く。
役者として際だっていたのは主演のブルースよりも精神病者を演じたブラピだが、映画中の最高の場面は何と言っても、マデリーン・ストウが撃たれたジェームスを助けに走るスロウ・シーン、もうそれだけで胸が一杯。この映画の後に「未来世紀ブラジル」を見たがこの作品もアメリカらしくないバッドエンドで刹那い。

第4位: ガタカ(1998)
出演者: イーサン・ホーク ジュード・ロウ ユア・サーマン
監 督: アンドリュー・ニコル
時 間: 112分
論 評: 大人のための映画である。宇宙飛行士を目指す青年を描いた近未来の物語。遺伝子の質が仕事を決め、職場での順位を決めてゆく時代。ビンセントは自分の遺伝子ではない他人の遺伝子を利用し飛行士になる思いを果たそうとする。暗く歪んだ精神、それでいて真っ直ぐな思いが不可能を可能にしてゆく。この時まだ無名に近いジュード・ロウがまた素晴らしい。兎に角、見ていない方には見て欲しい作品である。

第3位: ポーラの涙(1969)
出演者: エバ・スワン フィリップ・アブロン
監 督: ミシェル・ドヴィル
時 間: 100分
論 評: 映画評をしているサイトは数あれど、このフランス映画を名作としてる方は殆どいないでしょうね。作品自体を知る方もどれ程か。しかし、自分が若かりし見た時の主人公ポーラの何とも妖艶なイメージはしっかり長年焼きついてしまっています。ああ、男はこういう女性に溺れてしまうもんなんだと・・、惚れたら大変だなと、そんな映画です。音楽が印象的だったのと、最後にポーラが消えてしまう余韻がたまりません。生涯一度切りの映画出演だったというEwa Swannは1945年10月10日生まれ。

第2位: バニラ・スカイ(2001)
出演者: トム・クルーズ ペネロペ・クルス
監 督: キャメロン・クロウ
時 間: 135分
論 評: 初めにこちらの作品を見てから、スペイン作品で原作の「Open your eyes」を見ると、いかにトムクルーズがこの作品に惚れ込んでプロデュースしたかがよく分かる。内容自体も前作と殆ど変わらず脚本に忠実だが、資産家のイケメンをしっかりと演じているトムと、「Open 〜」にも同じ役で出ているペネロペが、更に可愛い女になって、ラストの切なさへと引きずり込む。劇場で見れなかったのが残念だったが、トムが一番役者として素敵なのがこの作品ではないだろうか。音楽も、ラストにある究極の選択をする場面の映像の美しさ、仕上がってます。

第1位: シベールの日曜日(1962)
出演者: ハーディ・クリューガー パトリシア・ゴッジ
監 督: セルジュ・ブールギニョン
時 間: 115分
論 評: この地上にこの映画を越える美しい作品はもう生まれませんよ。と、言っても大袈裟ではない程、素晴らしい作品です。冬のフランス郊外も幼いシベールも、記憶喪失のパイロットピエールも・・、全てが切ない抒情詩の一文のようです。
最後は生きる悲哀を幼い娘に与えてしまう悲しい結末ですが、映画の中のシベール、そして演じたパトリシア、二人のそれからはどうなったのでしょう。
一部にロリータ的な批評がありますが、これは純愛だと三十年ぐらい思っています。もし、貴方がこの作品を観ることが出来たら幸運です。今ではビデオ等では殆ど手に入れることができません。
自分をこの映画に連れて行ってくれたあの人は幸せにしているでしょうか・・。

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NEXTで《歌と想い出》へ進みます。


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