社会を留めよう。JOEの私見


ライブドア社長逮捕とメディア報道 (発生日 2006/01/23)

 ●ライブドアの関連会社が「虚偽の企業買収情報を公表した」などとされる事件で、東京地検特捜部は23日夜、ライブドア社長の堀江貴文容疑者(33)ら4人を証券取引法違反(偽計取引、風説の流布)の疑いで逮捕した。1月26日現在、堀江社長だけが逮捕容疑を否認しているが、他の幹部や徐々に真実を語り初めている。ライブドアをめぐっては、ライブドア本体が粉飾総額90億円に上る巨額の経理操作をした疑いも浮上している。特捜部は堀江社長が一連の不正工作に深くかかわったとみて、疑惑の全容を解明する方針だ。
逮捕されたのは堀江社長のほか、ライブドアのナンバー2で企業合併・買収(M&A)を担当する取締役の宮内亮治容疑者(38)、ライブドアマーケティング(旧バリュークリックジャパン)社長でライブドア取締役の岡本文人容疑者(38)、ライブドアファイナンス社長の中村長也容疑者(38)。
捜査はグループの頂点に立つ堀江社長の逮捕で一気に全面展開の事態となった。一連の仕組みは宮内取締役が考案、実行したとされ、今後の捜査ではこうした不正な流れを堀江社長がどこまで認識していたかが焦点となる。特捜部は電子メールを中心とする押収資料の分析もあわせ、グループの経理実態の解明を目指す方針だ。
特捜部の調べでは、堀江社長ら4人は、バリュー社株を高値で売却して利益を得る目的で、株式交換によって出版社「マネーライフ」を子会社化しようと計画した。マネー社の株主はライブドアが実質支配している投資事業組合で、ライブドアの子会社役員がマネー社の役員も兼務するなどの人的関係もあった。また、株式の交換比率は、できる限り大量のバリュー社株を組合に渡すため、マネー社の企業価値を過大評価して決めたものだった。ところが、東証の情報閲覧サービスで子会社化を公表する際にはこうした事情をすべて隠し、(1)バリュー社のインターネット事業に大きな相乗効果が見込めるため子会社化を決めた。(2)1対1の株式交換比率は第三者機関の算出結果を踏まえて決めた。(3)両者間に資本や人的な関係はない――などと虚偽の事実を公表した疑い(偽計取引)。
さらに4人は同年11月に出した決算短信で、本当は赤字だったのに、架空売り上げを計上する方法で経常利益7200万円などと公表し、株価を上げるために市場を欺いた疑い(風説の流布)。
バリュー社は買収発表から間もなく1株を100株にする株式分割を発表し、株価を高騰させ、組合はバリュー社株を高値で転売し、約7億円の利益の大半をライブドアに還流させた。ライブドアも自らバリュー社株を売却し、40億円余りの利益を上げたとされる。
ライブドア本体については、4年9月期の決算で計24億円を自社の利益に仮装するなど、粉飾総額90億円の経理操作があった疑いが出ている。東京地検はこの日、東京高検や最高検と捜査方針を協議。午後4時前に始めた堀江社長の任意聴取を取り調べに切り替え、逮捕に踏み切った。
一連の不正工作は、ライブドアが自社株の高値を利用してM&Aを繰り返す「時価総額経営」を続けるため、宮内取締役が考案した利益還流システムの中で実行されたと推察される。グループは3年秋以降、株式交換による企業買収と株式分割を組み合わせて株価をつり上げ、自社株の売却益を還流させるこのシステムで計6社を買収。特捜部はこうした買収工作をめぐって不正が繰り返されたとみている。(asahi.com引用)

遂に堀江氏が逮捕された。どうやら実際に資金操作を行っていたことは間違いなさそうだ。短い間に随分と詳しい内容が発表されているので、特捜は大分調査を行って来ていたようだ。だが、どうして特捜が動いたのかということに関してはまだ明らかになっていない。現状はまだ商業的問題だけがニュースソースになっているだけである。
昨年は選挙にまで出たホリエモンだが、最近のテレビの報道には非道いものがある。「やった〜、やっぱ犯罪人だ!。」 「ほ〜らアイツやっぱり危ない奴だった」と、鬼の首を取った様なしたり顔で合唱コメントだ。ワイドショーだけじゃない。ニュースや報道番組での扱いも似たりよったりだ。あれ!、オマエらフジテレビと提携した時と何であんなコメント変えられるんだよ。選挙出た時も持ち上げてなかったっけ?。
どうして、一度に傾くのかね、あり得ないよ。良い面があったことも、今回の件で全て極悪扱いだ。マス・メディアの人間は、養老孟子の云う「バカの壁」の中にずっぽり入ってしまっている。
人にも失敗するときがあるように、物事にも局面がある。その切り取り口は本来、多角度的でなければならないのに、一瞬に一極に流れ込ます。
自らが掘り起こした人生体験が少なすぎて、影響を考慮できず、実感を伴わないまま批判するメディア関係者が多すぎるのではないか?。
株主的には「何やってんだよ、堀江〜っ、この野郎金返せ!」で終わりでしかない。彼はまだ33歳、有罪で務所暮らししたって、人生が終わったわけじゃない。まだ会社が潰れたわけでもなければ、彼にやり直しの機会がないわけじゃない。勿論、犯罪は悪いから、事実なら刑に服することはやむ得ない。だが、現状の問題だけなら、それだけのことである。
一元化の膿が将来もたらすものを考えると空恐ろしい。昨日も一昨日も、店でこの話題を語ったけど、一般庶民は遙かに冷静な視点を持っていたことが救われるが・・。
(記述日 2006/01/26)








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