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◆福知山線脱線事故(発生日 2005/04/25) ●この事件は報道が現場を何度も写しだし、かなり衝撃的だった。思い出されるのは日比谷線の脱線事故だったが、こちらは列車がマンションに突っ込み、残念なことに死者の数は日増しに増え膨大な数に登っている。運転士個人の責任が問われるか、日勤教育という会社のシステムが問われるのか。民営化は企業をどうかえたのか・・。色々考えさせられる事件であるが、亡くなった方々にまずは合掌したい。 2005年4月25日午前9時19分頃。西日本旅客鉄道(JR西日本)の福知山線(JR宝塚線)塚口駅 - 尼崎駅間においてスピードの出し過ぎが原因とみられる車輛脱線事故が発生し、車両はカーブを曲がり切れずに、列車の前5両が脱線して、先頭の2両が線路脇の9階建てマンションに激突した。先頭車輛は1階駐車場へ突入、2両目はマンション壁面へ激突、原形を留めない形で大破。福知山線の兵庫県尼崎市久々知の半径300mの右カーブ区間内で事故は起こった。事故列車は、宝塚発JR東西線経由片町線(学研都市線)同志社前行きの上り快速列車。 事故の犠牲者は、本日で列車運転手を含み死者107名、負傷者500名以上を出す戦後では4番目の大惨事となった。犠牲者の多くは1両目か2両目の乗客で、殆どの方が多発外傷や窒息で亡くなっており、挫滅症候群(クラッシュ)症候群も確認されているらしい。不幸中の幸いはマンション並びに近隣住人に死者が出なかったことだろうか。 事故直後、近隣住人は即座に現場で救助に当たったらしい。特に日本スピンドル製造株式会社の20名近くは異常を感じてから即座に救急活動に従事している。負傷者の半数は近隣の人々によって医療機関に搬送されており、阪神大地震当時にみられたボランティア精神が発揮されたようだ。とは、いえこれだけの死者だったのだから現場の凄惨さは筆舌を越えるものだったと思う。 現段階ではまだ事故原因の明確な部分は分かってはいないが、当初は乗用車との接触事故と思われていたが、その後すぐに踏切がないことが判明し、この説は否定された。次にJR側からは置石による事故も示唆されたが、これも現場状況から信憑性が疑われた。 そしてマスコミが連日報道し始めたのは、会社による「日勤教育」なるものが大きな原因ではないかと取り上げている。要するに高見隆二郎運転手(23歳)は運転歴11か月でまだ未熟で、事前の駅でもオーバーランをしており、遅れた時間を取り戻すためにスピードを出し過ぎて、脱線に至ったのではないかということだった。 勿論この他にも私には理解できない複雑な構造的要因も取り上げられているが、今はこの事故が事故なのか事件なのか静かに先行きを見守りたいと思う。 (記述日 2005/04/30) |