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◆韓国盧武鉉新大統領
(発生日 2002/12/19) ●韓国の第16代大統領選挙は19日、12時間の投票に続き即日開票が行われ、来年2月から5年間、同国をかじ取りする次期大統領に与党・新千年民主党(民主党)の盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補(56)が当選した。太陽政策(対北包容政策)をはじめ金大中政府の主要政策の継承・補完を主張する盧候補が当選したことで、南北関係や対日関係は当面、大きな変化はなさそうだが、対米関係ではやや“独自色”が強まりそうだ。 盧候補は当選を確実にした後、党本部で会見し、「今後、私を支持した方々だけの大統領でなく、私に反対した方々まで含むすべての国民の大統領として、最善を尽くすことを約束する」と表明。 また、今回対立した政治家に対して、「対話と妥協の新しい時代を開くため、いつでも対話を提議し、また困難な時に助けを求めたい。心を開いて常に対話しながら、国民のため一緒に協力できることを期待する」と呼び掛けた。 盧候補は民主党の支持基盤である湖南地域(光州、全羅南・北道)で90%を超える大量票を得たほか、勝負所のソウル・首都圏(仁川、京畿道)、忠清圏(大田、忠清南・北道)で、仁川を除き50%以上の票を得て、大勢を決定付けた。 李会昌候補は支持基盤ではで60%〜70%の大量票を集めたが、大票田のソウルと京畿道で盧候補に6%以上リードを許したことが致命傷となった。 盧候補は、側近や親族の相次ぐ不正事件でどん底の支持率にあえぐ金大中政権を支えてきた与党の大統領候補というハンディを負っていたが、公示直前に国民統合21の鄭夢準代表との候補一本化を実現して、選挙戦を「古い政治と新しい政治」「50代と70代」の対決構図に持ち込むことに成功。公式運動期間は終始、有利な選挙戦を続けた。 また、11月下旬から女子中学生死亡事件と関連して反米感情が高まったことも、進歩的な色彩が強い盧候補に有利に作用し、終盤まで支持率で6%前後のリードを守った。 最終局面で鄭代表が支持撤回を表明し、投票率が歴代大統領選挙で最低の70・8%(暫定値)にとどまるなど、若手の支持が強い盧候補にとって不利な事態が続いたが、辛うじて逃げ切った。 <同日 世界日報より> 盧氏自体のことはテレビの報道以上のことを知る由もないが、若さから斬新な政治改革をしてくれそうなイメージと、日本との外交で過去に囚われない姿勢で関わってくれるのではないかという期待感はある。 韓国は私に取っても一番行った回数の多い国である。数年前にも訪れて変化の一部を垣間見たが、私が貿易会社を経営していた1980年代後半の頃はまだまだ政治的にも市民の生活にも洗練された感じはなかった。 取引先の貿易商は財閥系の商社の力が強く、小さな会社はLC(信用状)レベルの輸出が出来ず、商社から借りるために手数料や賄賂を払わなくてはならないと嘆いたのを思い出す。 あれから15年近くが経ち、テレビや報道で知る限りの韓国は、インターネットと映画が盛んとなり、随分急激に進歩したものだと思う。 成長し、対等化してくれば当然、過去のことに対しての怨念も浮かび上がってくる。実際に最近は論調が危なくなってきている。 この問題に関しても是非解決の糸口を見つけだして欲しいものである。 さて、期待がある反面、韓国メディアが伝えてくるような政治家としての資質への懸念もある。インターネットで勝ち上がった大統領であるが故に、問題が起こった時に落ちるのもまた早いと言わざるを得ない。特に兵役などにおいて公約が果たせなかったりした場合は脆いのかも知れない。 更に追記としては、北朝鮮への「太陽政策」、これだけは個人的見解では頂けない。ただ、実際に有事となると一番の戦地になることが必至なので、余り攻撃的な政策が取れないのも致し方ない。 (記述日 2002/12/20) |