政治を語ろう。JOEの私見


疑惑の総合商社 (発生日 2002/03/11)

 ●今は政治の舞台も罵詈雑言の掃き溜めとなりつつ感がある。「疑惑の総合商社」とは2002年3月11日に社民党の辻本清美議員が、まだ明確な犯罪者にもなっていない鈴木宗男を国会衆院予算委員会の「証人喚問」で質疑した際に吐いた言葉である。彼女は今年の流行語大賞でも獲ろうと思って言ったのだろうか。言葉の中に下品な単語はないが、随分と荒っぽい物言いをしたものである。

ま、それはさておき、1997年には北海道沖縄開発庁長官に、98年には内閣官房副長官に、99年には自民党総務局長まで上り詰めた鈴木宗男が様々な疑惑を引き出されて、今や議員を続けてゆくのにも厳しい状況に立たされている。

そもそも鈴木宗男なる自民党の議員が疑惑の追及をされるに羽目になったのは、国後島・古釜布の「日本人とロシア人の友好の家」(通称・ムネオハウス)の建設をめぐる疑惑だった。これを発端として数々の疑惑が浮上した。

北方領土の国後島施設「ムネオハウス」入札介入疑惑が深まる中、鈴木宗男代は四面楚歌状態にある。「身から出たサビ」とはいえ、集中砲火のエスカレートぶりに本人は“雲隠れ”していながらもキツネにつままれた思いだろう。現段階で私は彼が犯罪人であるという認識を持つことが出来ない。それは過剰に過ぎ、且つ論証が圧倒的に低い情報の中で、余りにバッシングに過ぎる気がするからだ。

小泉純一郎首相の指示で3月4日までに鈴木氏の入札関与の有無など、外務省調査結果がまとめられる。与党3党(自・公・保)はその内容を受けて、予算案衆院通過と交換条件で鈴木氏の証人喚問に応じる考えで、結局は離党は余儀なくされそうだ。
「橋本派・抵抗勢力が彼を見限ったことが大きい。いずれ自民党側から離党勧告があるでしょう。ただその前に鈴木氏は自ら離党するでしょうね」と、ある通信社の記者は言う。本当にそうだろうか?。私にはすぐに辞めることは考えにくい。何故なら、離党も容疑を認めたことになりはしないか?。刑が確定するまでは離党はないのではないだろうか?。

鈴木氏は自民党最大派閥であり族議員の多い橋本派に属している。橋本派のドンとも言われている野中広務元自民党幹事長に可愛がられいたという。また青木幹雄参院幹事長とは、昨年の秋から定期的に会食をしている間柄らしい。さて、お二人のドンは政治生命がかかっている鈴木宗男にどう対応するだろうか?。どうも切り捨ての感は否めない。
(記述日 2002/03/21)



東京地検特捜部は政治資金規正法違反容疑でも強制捜査を開始。東京都港区南青山の鈴木宗男議員の自宅前には、家宅捜索を知って報道陣が集まった。(2002/05/23 共同通信)




【RETURN 2002】