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◆小泉内閣発足 (発生日 2001/04/26) ●4月26日、衆院両院本会議で首相指名選挙が行なわれ、小泉氏が第87代、56人目の首相に選出された。指名後、小泉総理は民間人3人や女性5人、若手議員を含む内閣を組閣、同日夜、宮中における総理の親任式及び国務大臣の認証式に臨み、正式に自民・公明・保守党連立の小泉新内閣を発足させた。 同日深夜、小泉総理は初閣議を開き、内閣総理大臣としての談話を発表。その中で、「政治に対する国民の信頼を回復するため、政治構造の改革を進める一方、『構造改革なくして景気回復なし』との認識に基づき、各種の社会経済構造に対する国民や市場の信頼を得るため、この内閣を、聖域なき構造改革に取り組む『改革断行内閣』とする決意です。」と述た。 また、「改革を推進するに当たって、常に、旧来の利害や制度論にとらわれることなく、共に支え合う国民の視点に立って政策の効果や問題点を、虚心坦懐に検討し、その過程を国民に明らかにして、広く理解を求める『信頼の政治』を実施してまいります。」と続けた。今は分かり易く新鮮なその言葉に素直に期待をしたいと思う。 これから期待が持てそうな小泉内閣が発足するまでの成り立ちは面白かった。時代の流れに狂気から正気を取り戻せそうな機運が訪れた。森前総理は10%を切る支持率の低迷、あまりにも不甲斐ない失政を続け退陣に追いこまれた。当初は野中広務を総理候補として推す声があったが、自民党としては、国民に向けて形上やむなく総裁選を行うこととなった。現在国会にある数の論理に於いて「自民党総裁=内閣総理大臣」となるため、当然国民も自民党の党内選挙に注目した。総裁選には「橋本龍太郎」「亀井静香」「麻生太郎」「小泉純一郎」の4氏が立ち、選挙戦が始まり連日マスコミによる報道が為された。当初は誰もが、橋本元総理が勝つだろうと予想していた。しかし小泉純一郎に強力な助っ人が現れた。田中真紀子女史が小泉氏の応援に加わったのだ。自民党党員選挙であるにも拘わらず、二人は街頭で「自民党を変えます、日本を変えます」のスローガン連呼し、小泉フィーバーを巻き起こした。結果、党内の派閥の動きが封殺され、党員は世論に動かされ圧倒的な形で小泉氏が当選し、4月24日(火)自民党総裁に就任した。 この流れ自体には自民党政治が相当な末期を迎え、私も将来この国に残っていていいものか真剣に考え初めていた矢先だけに、「まだまだこの国も捨てたもんじゃないか・・。」少し安堵を覚えた。いや、本当の姿はこれから現れてゆくのだろうが、少なくとも再び橋本路線下で変化のない国政が運営されるよりは遙かに期待が持てる。私は総裁選挙以前にあるテレビ番組で小泉氏の特集を組んだものを見ていたが、その時は理論武装も曖昧で、言葉は感情的で将来総理大臣になれる器だとは少しも感じなかった。ただ政治家特有な胡散臭さは感じなかったので、いずれチャンスがこの男に来るかなと予感はあったが、仮に彼が成れてもまだ先、所詮は橋本で決まりなんだろうと思っていた。橋本氏がその番組を見ていたかは判らないが、高を括り胡座をかきすぎてしまっていたことは間違いないだろう。時代を見れなかった橋本龍太郎の政治生命も終わりに近いようだ。 さて、一見は新鮮なイメージを持ちつつ産まれた新生内閣だが、閣僚の中には気になる人物が多い。 田中真紀子外務大臣。まず、誰もが複雑な思いを感じたのではないだろうか?。現在、日本がおかれた政治環境では、財務大臣を越える最重要ポストではないかと私は思う。彼女を嫌う人は多いが、私は彼女には彼女の仕事と使命があるように感じている。それは国民の目を政治に向けさせる能力だ。マスコミも国民もまだまだ政治に対して他人事過ぎる。その一点では買えるのだが、英語が出来るとは云え外務大臣とは余りに重任過ぎるような気がしてならない。市井では通用するおばはん真紀子節も品位が求められる国際社会の中では如何なものだろう。 官房長官の福田氏。福田元総理の息子であり、自民党の根深さを感じさせる政治家だ。元々小泉氏が福田元総理の側近だったからではないか。悪しき因習の臭いが残っている。 塩川財務大臣、この人の履歴は実は殆ど知らなかった。会見を見る限りは高齢なれど、物言いがはっきりしていて、面白い人柄と云う印象だ。政治力に関しては判断できない。 石原行政改革大臣、誰もが知る石原慎太郎の息子である。私と殆ど同期の若さで大臣まで来た。ただ国民向け人気取りの材料の様な気がしているのは私だけか?。 扇国土交通大臣、保守党党首なのでいたしかたないのだろう。公共事業の改革をどこまで出来るか。物言いの歯切れの良さだけでなく、実行力に期待したい。 他の閣僚に関しては私自信が勉強不足であるが、これまでとの違いを述べるとしたら、多少は清廉化されたようなイメージを持つ。後は間接的ながら国民から選ばれた立場の小泉氏が何処まで改革の旗印を立てていけるかだろう。なんとマスコミ各社の調べによる支持率はどこも80%を越えている。私は支持政党を持たないが、細川政権以来久しぶりの期待感でこの内閣を見つめてゆくことにしたい。今後もこの場で内閣の動向について述べてゆきます。皆さんのご意見もお待ちしております。 (記述日 2001/04/28) |